地方分権の行方と北陸の課題

国と自治体は「相互依存」の関係に進化する。「一国多制度」時代の到来を視野に入れながら、北陸は新しい日本のトップランナーをめざすべきだ。

広域連合

「広域連合」は、廃棄物処理や地域振興などの広域的な行政ニーズに対応するための特別地方公共団体のこと。中核市と同じ1994年の地方自治法改正によって定められた。「一部事務組合」と異なり国や都道府県からの権限・事務の委任も要請できる点や、市町村同士や都道府県と市町村、都道府県同士など多様な組み合わせが可能である点に特色がある。

<主な分野>
(1)一般廃棄物処理(市町村事務)と産業廃棄物処理(都道府県事務)
(2)防災事務(都道府県)と消防事務(市町村)
(3)老人ホーム設置認可(都道府県)と市町村の措置事務
(4)流域下水道の設置管理(都道府県)と公共下水道の設置管理(市町村)

など

(2002年11月)

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