地方分権の行方と北陸の課題

国と自治体は「相互依存」の関係に進化する。「一国多制度」時代の到来を視野に入れながら、北陸は新しい日本のトップランナーをめざすべきだ。

新しい「公」

1999(平成11)年に閣議決定された、21世紀初頭の経済運営の基本方針である「経済社会のあるべき姿と経済新生の政策方針」では、これからの社会と政府の役割に関して、「個々人が社会全体に貢献するという新しい「公」の概念」が確立していくとして、以下のように述べている。

「個人の価値観がより自由や多様性を求めるようになると同時に、個人の自己責任意識が高まる。こうした意識変化が進むと、「公」のことは「官」に任せればよいとの風潮が薄れ、個々人が社会全体に貢献しようという新しい「公」の概念の確立につながる。」

(2002年11月)

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