中心市街地への自動車交通量の集中を防ぐために、郊外(市街地周辺)の駐車場に車を停めて(パーク)、バスや鉄道などの公共交通機関を使用して中心部に入り(ライド)、市街地内の移動も公共交通機関や徒歩、自転車を利用するという、交通施策のこと。渋滞緩和とともに沿道環境の改善・向上にも効果があり、北陸では金沢市が積極的に取り組んでいる。
欧米では、パーク&ライドとLRT等の施策を組み合わせて、中心市街地への一般車両を制限して、道路を歩行者や自転車、LRTやバス等の公共交通機関に開放することで、歩いて回れるまちづくりを進め、まちの賑わいを創 出する都市が増えてきている。こうした歩行者優先の道路空間や道路形態を「トランジットモール」と呼び、福井市や浜松市などで導入に向けての社会実験が進められている。
(2003年5月)