1980年代のラテンアメリカ(中南米)諸国は、経済政策の失敗や対外債務危機によってマイナス成長、激しいインフレ、大量の失業者に見舞われた。この時期を「無きに等しい10年」という意味で「失われた10年」と名付けられた。これを前例として、日本のバブル崩壊以降の経済低迷を「失われた10年」と呼んでいる。
(2004年10月)