一対一の関係(荒川区「おんぶ作戦」)
荒川区では、災害時の高齢者や身体障害者の救出には隣近所の力が必要と考え、平常時から避難援助体制を整える取り組みとして「おんぶ作戦」を展開している。これは町内会(自治会)が中心となって、一人暮らしの高齢者など、災害時に援助が必要な人たちをあらかじめリストアップしておき、それぞれをサポートする住民(3〜4人)を決めておくというもの。災害時にはたとえおんぶしてでも救出するという趣旨から命名されたもので、昭和59年から進められて、平成16年8月現在で55組織(町会)59体制が確立している。