Q&A question and answer

ユーザーの方へ

機器について

Q. 測定結果がプラス側になった
answer
  1. 試験試料のウェットスクリーニング前によく攪拌していない可能性がありますので、試験試料のウェットスクリーニング前によく攪拌して下さい。
    ※一輪車等で運んだ場合はよく攪拌を行わないとブリーディング水を多く含んだ生コンで試験を行う事になってしまいます。
  2. ウェットスクリーニングをしっかり行っていない可能性がありますので、モルタル分離器やバイブレーターを使用して下さい。
    ※機械的にある程度の時間をかけて行ってない場合はプラス側になります。
  3. .試料受け皿に入れる前にしっかりかき混ぜた後に入れていない可能性がありますので、試料受け皿に入れる前にしっかりかき混ぜた後に入れて下さい。
    ※すぐにブリーディング水が浮いてきますので、かき混ぜないとプラス側に出ます
  4. 試料受け皿に水滴等がついたまま試験を行った可能性がありますので、試料受け皿は乾いた布等で拭くなどして下さい。
    ※水滴分も計量されるため、結果がプラス側になります
  5. 試料を試料受け皿に入れた後に、試料受け皿を揺すりながら平らにしてない可能性がありますので、試料を試料受け皿に入れた後に、試料受け皿を揺すりながら平らにして下さい。
    ※平らにしていない場合は、突沸が起きたりして、上蓋に試料が付着する恐れがあります。その場合、付着したモルタルも乾燥はされますが、計量されず水として乾燥された事になりますので、プラス側の結果が出ます。
Q. 本体表示温度が乾燥完了1分前に250℃に上がらなかった
answer
  1. 電源100V-15Aが確保されていないため乾燥不良です。
    本体の規格は100V-15Aですが、安全側をみて100V-20Aを確保して下さい。

※延長コードを使用すると、電圧降下するため、使用しないで下さい。
発電機を使用する場合は、100V-20A以上の規格のものを単一電源で使用して下さい。
抵抗の大きい冷暖房機や自動販売機が同一ブレーカーに接続されている場合は、電圧降下するため、同一ブレーカー外、または外してご使用下さい。

Q. 測定終了後、上蓋を開けた時に蒸気があがった
answer
  1. 電源100V-15Aが確保されていないため乾燥不良の可能性があります。
    本体の規格は100V-15Aですが、安全側をみて100V-20Aを確保して下さい。
    ※延長コードを使用すると、電圧降下するため、使用しないで下さい。発電機を使用する場合は、100V-20A以上の規格のものを単一電源で使用して下さい。抵抗の大きい冷暖房機や自動販売機が同一ブレーカーに接続されている場合は、電圧降下するため、同一ブレーカー外、または外してご使用下さい。
  2. 試料受け皿の下やヒータープレートの上に不純物等が付着して、十分に乾燥されなかった可能性がありますので、試料受け皿の下やヒータープレートの上の不純物等を除いて下さい。
    ※ゴミや砂等がある場合、プレートと受け皿の接地面積が少なくなるために熱伝導率が悪くなり、乾燥が十分に行われません。
Q. 測定結果がマイナス側になった
answer
  1. 電源100V-15Aが確保されていないため乾燥不良の可能性があります。本体の規格は100V-15Aですが、安全側をみて100V-20Aを確保して下さい。
    ※延長コードを使用すると、電圧降下するため、使用しないで下さい。発電機を使用する場合は、100V-20A以上の規格のものを単一電源で使用して下さい。抵抗の大きい冷暖房機や自動販売機が同一ブレーカーに接続されている場合は、電圧降下するため、同一ブレーカー外、または外してご使用下さい。
  2. 試料受け皿の下やヒータープレートの上に不純物等が付着して、十分に乾燥されなかった可能性がありますので、試料受け皿の下やヒータープレートの上の不純物等を除いて下さい。
    ※ゴミや砂等がある場合、プレートと受け皿の接地面積が少なくなるために熱伝導率が悪くなり、乾燥が十分に行われません。
  3. ウェットスクリーニングの前に容器とフルイを濡れタオル等で湿潤状態にせずに試験を行った可能性がありますので、ウェットスクリーニングの前に容器とフルイを濡れタオル等で湿潤状態にして下さい。
    ※フルイと容器に多少なりとも水分が取られるために湿潤状態にしておく方が良いです。
  4. 容器から試料受け皿に入れるまでの間、濡れタオル等で覆っていない可能性がありますので、容器から試料受け皿に入れるまでの間、濡れタオル等で覆って下さい。
    ※少しの時間でも、夏場等の気温が高い日は多少乾燥したりします。
Q. 『計量異常』エラーが発生した
answer
  1. 計量中及び、乾燥中に蓋を開けた可能性がありますので、最初から再度試験を行って下さい。
    ※試験中はタッチパネル上に蓋を開けて下さい等のコメントが無い限り、蓋を開けると改ざん防止のために『計量異常』エラーが発生するようになっております。
  2. 上蓋を開けてないにもかかわらず、『計量異常』エラーが発生する場合、上蓋開閉部分のセンサーが鈍感になった可能性があります。センサーが鈍感になっている場合は、修理となります。
    ※上蓋開閉取っ手を持って負荷をかけた(運搬を試みた)場合、センサーが鈍感になります。その場合、上蓋を閉めたにもかかわらず、開閉と判断されてしまいます。上蓋開閉取っ手は開閉のみの取っ手ですので、運搬の際には、必ず本体横の運搬用取っ手を持って運搬して下さい。
  3. 高圧電線等の電磁波の影響での『計量異常』エラーが発生した可能性がありますので、数m場所を移動して再試験を行って下さい。
    ※高電圧線が近くにあると、ごく希にその磁界の影響によって、不定期的に内部プログラムが正常に作動しない事があります。数m場所を移動したりすると解消されます。
  4. .計量中に大きな振動があり、『計量異常』エラーが発生した可能性がありますので、再度静かな時に計量して下さい。
    ※計量中に大きな振動がありますと、はかりの目盛りが安定せずに、『計量異常』エラーが発生します。
Q. 『モーター異常』エラーが発生した
answer
  1. 高圧電線等の電磁波の影響での『計量異常』エラーが発生した可能性がありますので、数m場所を移動して再試験を行って下さい。
    ※高電圧線が近くにあると、ごく希にその磁界の影響によって、不定期的に内部プログラムが正常に作動しない事があります。数m場所を移動したりすると解消されます。
  2. モーターの故障の可能性がありますので、点検及び修理が必要です。
  3. ヒータープレートの上限、下限センサーの故障の可能性がありますので、点検及び修理が必要です。
Q. 『ハカリ通信異常』エラーが発生した
answer
  1. ハカリの故障の可能性がありますので、点検及び修理が必要です。
  2. ハカリのコネクターの接触不良の可能性がありますので、コネクターが外れている事が確認でき、正しく接続できる場合は再接続して下さい。できない場合は、点検及び修理が必要です。
Q. 『プリンター異常』エラーが発生した
answer
  1. ロール紙が無い(セットされていない)可能性がありますので、ロール紙をセットして下さい。
  2. プリンターの故障の可能性がありますので、点検及び修理が必要です。
Q. タッチパネルに「F940-GOT」が表示され、ブザーが鳴りっぱなしになる(MT-200、MT-300のみ)
answer
  1. タッチパネルの電池切れが原因ですので、電池交換が必要となります。お客様では交換作業は出来ませんので、一度機械をお送り頂く必要があります。
    詳しくは、(一社)北陸地域づくり協会担当までご連絡ください。
Q. 『温度異常』エラーが発生した(MT-200のみ)
answer
  1. ヒーターの故障の可能性がありますので、点検及び修理が必要です。
  2. 熱電対の故障の可能性がありますので、点検及び修理が必要です。
Q. 『ディスク書き込み異常』エラーが発生した(MT-200のみ)
answer
  1. フロッピーディスクのフォーマット形式が違っている可能性がありますので、フロッピーディスクのフォーマットをして下さい。
  2. フロッピーディスクのライトプロテクトタブが記録不可になっている可能性がありますので、フロッピーディスクのライトプロテクトタブを記録可にして下さい。
Q. その他 おかしな結果がでた
answer
  1. 水平出しをきちんと行なっていない可能性がありますので、水平出しを行ってください。
    ※中に電子天秤があるため水平だしをきちんと行わないと正常に測れません。
  2. 乾燥不足の場合は、測定する15分~20分程度前に電源を入れていない可能性がありますので、測定の際には15分~20分程度前に電源を入れて下さい。
    ※本測定器にはヒータープレートと上蓋に熱電対が装備されております。ヒータープレート部分はすぐ40°まで上昇しますが、上蓋部分は若干時間が必要なため測定の15分~20分程度前に電源を入れて下さい。
参考
簡易確認試験

測定値に異常があった場合、または乾燥不足になった場合、測定器が正常に機能しているかを確認するために、測定器所有者または使用者が簡易に確認する方法があります。
350g(MT-200)または255g(MT-300)または95g(MT-400)程度の鉄塊等※2 と、水(上水道水)50g(MT-200)または45g(MT-300)または20g(MT-400)程度を試料受け皿に入れ、水のみの乾燥で簡易に確認できます。
方法を以下に示します。

  1. 通常の試験同様に試験を開始します。
  2. モルタルの変わりに鉄塊等350g(MT-200)または255g(MT-300)または95g(MT-400)程度を入れ、計量値を控えます。
  3. さらに、50g(MT-200)または45g(MT-300)または20g(MT-400)程度(合計で400g(MT-200)または300g(MT-300)または115g(MT-400))の水(上水道水)を加え、測定器に表示される計量値(鉄塊等+水量)から2)で控えた鉄塊等の計量値の差から加えた水量を控えます。
  4. 乾燥を開始します。
  5. データ入力で入力完を押します(入力データは任意)。
  6. 乾燥後、印字された乾燥水量と加えた水量を比較し、合計質量の±1%(MT-200:±4g、MT-300:±3g, MT-400:±1.2g)の許容範囲内にある事で測定器が正常に機能していると判断ができます。

※2 鉄塊等:温度による質量変化をしない物質であればよい。(例:絶乾状態の石、鉄の皿状のものetc.)

適用について

Q. 中庸熱や低熱セメントについて適用可能か?
answer

中庸熱、低熱セメントはJIS R5210の規定に基づく製品であるため使用は可能です。管理要領(案)P1 の1-2適用範囲の特殊セメント(アルミナセメント、超速硬セメント等)に該当しません。

Q. 道路橋の下部工においてW/Cが43%というものがあるが適用可能か?
answer

管理要領(案)参考資料P7のMT-400水セメント比グラフにあるとおり、性能確認試験では、W/C30%~60%の範囲で確認しており適用可能です。

Q. 80mm骨材砂防コンクリートも適用可能か?
answer

従来から砂防コンクリートにも適用しており、ミータはモルタルでの試験なので80mm骨材を除いて使用しています。

Q. コンクリート標準示方書では、筒先の確認についても記載があるが、荷卸時だけで良いか?
answer

検査の趣旨により異なります。加水問題の対策を行う検査では荷卸時に測定検査、打設した生コンの品質確保のために行う検査では筒先での測定検査となります。ミータの検査の趣旨は前者ですので荷卸時だけとしています。