地域指標

長野オリンピックがもたらしたもの-その経済効果と地域構造の変化

1999.4

財団法人 長野経済研究所

はじめに

72の国と地域から4,638人の選手・役員を迎え、史上最大規模の冬季大会となった長野オリンピックが開催されて1年が経過した。大会期間中の延べ入込み者数をみると、競技観戦者が約127万6千人であったほか、セントラルスクウェアでの表彰式や長野駅東口オリンピックプラザなど競技施設以外への来場者も含めると全体で約230万人(県情報統計課)となり、前回リレハンメルの観客動員数225万人を上回る成果を収めた。

88年6月に国内候補都市に決定して以来、91年6月のIOC総会における開催都市決定を経て今日に至るまでの間、長野はどのように変化したのであろうか。また、各種インフラ基盤等ハード面での整備進展や、オリンピック開催による知名度向上等ソフト面での資産獲得といったメリットを如何に活かそうとしているのであろうか。

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