これまで公立の小中学校では、居住地によって通学する学校が定められそれ以外の学校を選ぶことはできなかった。ところが規制緩和の流れの中で「学校も選択できるように」という声を受けて、2000年に東京都品川区が導入したのを皮切りに学校選択の幅を広げる自治体が増えている。選択性は教育に競争を持ち込むものであり、学校の個性化や教育の充実化につながる反面、学校間の格差を生み出しやすいといった意見もあり論議を呼んでいる。
(2008年3月)