共同研究者の協議に基づき「新たな公」を活用して雪国の新しいまちづくりを進めるため、地域で実際に行う場合の留意すべき事項を以下に整理した。
推進役となるコーディネータの役割が大きく、行政関係者、専門家、住民グループ、個人など多様な主体を巻き込んでいかなければならない。
さらに活動を安定的に進めていくためには、推進役となる組織も必要になる。
専門性や知識、業務の管理(マネジメント)力や、交渉力、調整力、プレゼンテーション力、企画力など多彩な能力が求められる。
通常ではできない体験や魅力(付加価値)により参加者を増やし、明確な満足感を与え継続的に活動に関わってもらう。
住民は、当事者意識を持って取り組む。
行政はサポート役。支援者・中間組織は、専門的な知識やネットワークを活用して、的確なアドバイス、マッチング、人的支援。
行政からの支援、会費や事業収入、寄付金、協賛金
また、継続化の方法として重要なのは、行政に依存せずに地域内や地域外の多様な主体との良好な関係を形成し、人的にも資金的にも自立を目指すこと、絶えず新たな参加者を募り、参加を促し、中心メンバーが緩やかに世代交代していくような取り組みが必要である。