地域指標

「新たな公」による北陸の地域づくりの調査研究

2010.3

北陸地域づくり研究所

6. おわりに

除雪に限らず「新たな公」を活用して雪国の新しいまちづくりを進めるためには、まず、住民が雪に対してマイナスばかりを考えずに資源として自信を持つことが大切である。

そこで雪に対する見方を変えてくれるのが地域外の人材(よそ者、若者)である。外部の人たちと交流することによって雪に対して新たな価値を見つけるキッカケとなる。

そして、雪国が培ってきた雪に対して助け合う精神や除雪技術等を次世代に継承するために地域住民と地域外の人材が一丸となれば色々な知恵が生まれる。

行政は、取組みを後押しする支援が望ましい。
それが雪国における「協働」の再構築≒「新たな公」である。

この調査研究が、北陸の地域づくりの新たな可能性を開く一助になれば幸いである。

出展:「新たな公」による北陸の地域づくりの検討報告書共同研究者
元雪センター理事 和田
長岡造形大学教授 上野裕治
長岡技術科学大学准教授 上村靖司
東北大学准教授 河村和徳
北海道開発技術センター理事 文宏
日本女子大学講師 薬袋美奈子
日本システム開発研究所主任研究員 諸橋和行

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