特定地域の計画
昭和25(1950)年に制定された国土総合開発法は、当初は全国計画ではなく、水資源の活用などを目的とする特定地域の総合開発計画の策定・推進に利用された。昭和26年から32年の間に全国21ヶ所が指定を受け、いずれの地域も目標を概ね達成している。
(指定目的と指定地域)
- ◆水資源の有効利用
- 只見、天竜東三河、木曽、飛越、吉野熊野、大山出雲
- ◆国土保全の上で緊急治水対策が必要
- 利根、北上、最上、南九州、四国西南
- ◆工鉱業上の諸問題の解消
- 北九州、仙塩
- ◆小型TVA(流域総合開発)
- 那賀川、錦川
- ◆豊富な未開発資源を活用した地域開発で遅れを解消
- 阿仁田沢、芸北、能登、阿蘇、十和田岩木、北奥羽