自宅や土地を担保にした年金制度の一種。自宅等を担保に金融機関からお金を借りるが、それを一度に受け取る(借金する)のではなく、年金の形で小額を長期間にわたって受け取る。死亡時に借金が担保の評価額と同じになるように調整する。自宅を所有しているが現金収入が少ないという高齢者世帯が、住居を手放すことなく収入を確保するための手段として注目されている。都市部の宅地や土地を流動化させる側面も持つ。日本では武蔵野市(東京)が最初に導入し、現在では都市部の自治体で事業を行う例が見られる。(世田谷区、神戸市など)
(2007年10月)